遺伝子・デリバリー研究会 第6回 夏期セミナー
遺伝子・デリバリー研究会第6回夏期セミナー報告書
9月7日から3日間にわたり、箕面市みのお山荘風の杜にて47名の参加者により例年通りの熱く濃厚なセミナーをとり行いました。
招待講演として、原口 徳子((独)情報通信研究機構未来ICT研究センター)「遺伝子デリバリーシステムとしての細胞核の自己組織化」・飯田 章博 先生 (ディナベック(株))「センダイウイルスベクター:新規
RNA 型ベクターの開発と遺伝子治療等への展開」・近藤 昭彦 先生 (神戸大学大学院自然科学研究科)「バイオナノカプセルを用いたピンポイントDDS」・二木 史朗 先生 (京都大学化学研究所 生体機能化学研究系)「ペプチドベクターを用いた細胞内導入」・米満 吉和 先生 (千葉大学大学院医学研究院 遺伝子治療学)「ウイルスベクターならここまで出来る:非ウイルスベクターが目標とすべきデリバリーレベルとは?」以上5名の気鋭の先生方にお願いしました。どの講演でも先生方の熱き思いに参加者一同熱心に耳を傾けると共に、つきることのない議論を交わしました。また、14件の一般講演も行い、普段の学会では味わうことの出来ない非常に貴重な経験をした発表者もいました。例年と比べ、また、大阪平野のまん中と比べ、比較的過ごしやすいとはいえ、やはり大阪ならではの蒸し暑さを参加者の方々には満喫して頂けたのではないかと思います。そして、大阪平野を一望する眺望のほか全く予想をしていなかった「風の杜」の施設のすばらしさも手伝い、皆さんにとって今後の研究に役立つ勉強会であったと思います。これもすべては参加者の皆様全員のご協力の賜物であります。あらためてこの場を借りてお礼申し上げます。また今回は残念ながら出席することのできなかった会員の皆様には、このような貴重な時間を過ごすことの出来る夏期セミナーに来年こそは是非とも参加されることをおすすめして、今回の報告を終わらせていただきます。
第6回夏期セミナー 世話人 大阪市立大学大学院 長崎 健

プログラム
9月7日木曜日(1日 目)
12:30-13:40
受 付
13:40-14:05 座長 川上 茂
OP-1 佐藤 琢(阪市大院・工)
「6-デオキシアミノキトサンのガラクトース修飾による遺伝子導入効率の向上」
14:05-14:30
OP-2 増田 智也(北大院・薬)
「外来遺伝子の核移行性促進への試み」
14:30-15:30 座長 山岡 哲二 先生
IL-1 原口 徳子((独)情報通信研究機構未来ICT研究センター)
「遺伝子デリバリーシステムとしての細胞核の自己組織化」
15:30-15:45 Coffee Break
15:45-16:10 座長 和田 健彦
OP-3 長田 健介(東大院・工)
「PEG-PLLブロック共重合体が誘起するプラスミドDNAの規則的フラグメンテーションからみるDNAの凝縮構造」
16:10-16:35
OP-4 小山 義之(大妻女子大学家政学部)
「結乾燥したプラスミド複合体によるトランスフェクション」
16:35-17:00
OP-5 佐藤 智典(慶應義塾大学理工学部)
「糖修飾キトサンを用いた遺伝子導入」
17:00-18:00 座長 佐藤 智典
PL-1 片岡 一則 先生 (東京大学大学院工学系研究科)
「超分子型ナノデバイス:最近の話題」
9月8日金曜日(2日 目)
9:00-9:25 座長 小暮 健太朗
OP-6 柿本 真司(阪市大院・工)
「デュアルレセプター結合因子の利用による遺伝子導入の増強」
9:25-9:50
OP-7 樋口ゆり子(京大院・薬)
「糖修飾カチオン性リポソームを用いたオリゴヌクレオチドデリバリー」
9:50-10:15
OP-8 三成 寿作(北九市大院 国際環境工)
「多糖・核酸複合体を用いた核内移行能を有するアンチセンスDNAキャリアーの創製」
10:15-10:40
OP-9 和田 健彦(阪大院・工)
「化学の力で遺伝情報をコントロールする人工核酸− ガン細胞特異 的遺伝子治療薬創成を目指して −」
10:40-10:55 Coffee Break
10:55-11:55 座長 河野 健司
IL-2 飯田 章博 先生 (ディナベック(株))
「センダイウイルスベクター:新規 RNA 型ベクターの開発と遺伝子治療等への展開」
11:55-15:00 昼 食 & 箕面滝見物
15:00-15:25 座長 佐藤 琢
OP-10 佐藤 祐子(九大院・工)
「細胞シグナル応答型遺伝子キャリアの構築」
15:25-15:50
OP-11 新留 琢郎(九大院・工)
「新しい遺伝子デリバリーシステムについて」
15:50-16:50 座長 新留 啄郎
IL-3 近藤 昭彦 先生 (神戸大学大学院自然科学研究科)
「バイオナノカプセルを用いたピンポイントDDS」
16:50-17:50 座長 丸山 一雄
IL-4 二木 史朗 先生 (京都大学化学研究所 生体機能化学研究系)
「ペプチドベクターを用いた細胞内導入」
9月9日土曜日(3日 目)
9:20-9:45 座長 小山 義之
OP-12 小暮 健太朗(北大院・薬)
「多機能性エンベロープ型ナノ構造体による遺伝子デリバリー」
9:45-10:10
OP-13 鈴木 亮(帝京大・薬)
「超音波造影ガス封入リポソーム(バブルリポソーム)の開発と遺伝子導入ツールへの応用」
10:10-10:45
OP-14 斯波真理子(国立循環器病センター研究所)
「肺高血圧モデルラットに対するPEG-DETを用いた遺伝子導入の試みーー臨床応用にむけてーー」
10:45-11:00 Coffee Break
11:00-12:00 座長 斯波 真理子
IL-4 米満 吉和 先生 (千葉大学大学院医学研究院 遺伝子治療学)
「ウイルスベクターならここまで出来る:非ウイルスベクターが目標とすべきデリバリーレベルとは?」
招待講演の先生方と参加者の皆様

なごやかで、しかし、熱い討論の様子


箕面のサルの生態に関する研究もしました。