遺伝子・デリバリー研究会 第8回 夏期セミナー


遺伝子・デリバリー研究会第8回夏期セミナー報告書

 2008年8月8日、皆がこの日を待っていました。末広がりの“八”に因んだ2つのおめでたいイベント、遺伝子・デリバリー研究会第8回夏期セミナーと、北京オリンピックが無事開会されました。北京オリンピックの報告は他に譲るとしまして、遺伝子・デリバリー研究会第8回夏期セミナーは、神戸市北区有馬町「メープル有馬」において2日にわたって、44人のご参加をえまして無事開催することができました。本年度の研究会では、名城大学薬学部の岡本浩一先生に「微粒子粉末吸入による治療用遺伝子の肺送達」、株式会社アルファジェンの野澤厳先生に「siRNA薬開発の現状と課題」(ご発表前半部分の資料のPDFはこちらからダウンロードできます。)、札幌医科大学の佐藤康史先生に「コラーゲン特異的シャペロンに対するsiRNAを送達するビタミンA結合リポソームによる肝硬変の治療」というタイトルで招待講演を頂き、また、九州大学の片山佳樹先生より「細胞特異的遺伝子発現制御システムの開発と遺伝子転写制御メカニズム」に関して依頼講演を頂きました。先生方には、基礎から応用にいたるまで幅広く、また、現状の問題点などを含めて今後の展望についてわかりやすくお話しいただき、自由活発な討論をすることができましたことを、この場をお借りして感謝いたします。

 今年の夏期セミナーの参加者は、その約40%が薬学系や医学系からの参加であり、工学系研究者が中心に始まった当研究会ではありますが、第8回目を向かえて、真に学際領域を研究できる研究会として成長しつつあるものと喜んでおります。また、十分な時間は取れず申し訳ありませんでしたが、44人の参加者のうち22人の方に講演していただけたことも、この参加型の夏期セミナーの特徴だと思います。ただ、学生さんの割合が30%程度であったことは、少し残念でして、来年度は、是非大学院生の方に多く参加していただいて、さらに有意義で、元気な夏期セミナーにしていただけますことをお願いして、本夏期セミナーの報告とさせて頂きます。皆様、お疲れ様でした。どうも有り難うございました。

第8回夏期セミナー 世話人 国立循環器病センター研究所 山岡 哲二



 遺伝子・デリバリー研究会では、第8回夏期セミナーを下記の要領で開催いたします。夏期セミナーの魅力は、学会やシンポジウムでは得られない情報が満載のエンドレスディスカッションです。日頃の疑問を遠慮無くぶちまけられる場となれば幸いです。


日程:2008年8月8日(金)13:30〜9日(土)16:00

場所:有馬温泉メープル有馬 (http://www.the-maple.jp/

大阪・神戸よりバスや電車で1時間余り

下記の通り、初日に送迎バスを出します。
 8月8日(金)11:30 千里中央駅よみうり文化センター前 発
 ( http://www.yomiuri-bc.co.jp/info/map.php )

定員 40名程度(参加は、研究会会員のみに限らせていただきます) 

参加費 
  一般 14000円
  学生  9000円

支払方法
   当日、会場にてお支払い下さい。



講演

【招待講演】

名城大学薬学部 岡本浩一先生 「微粒子粉末吸入による治療用遺伝子の肺送達」
札幌医科大学 佐藤康史先生 「コラーゲン特異的シャペロンに対するsiRNAを送達するビタミンA結合リポソームによる肝硬変の治療」
(株)アルファジェン 野澤 厳先生「siRNA薬開発の現状と課題」

【依頼講演】 

片山佳樹先生(九州大学工学研究院)「細胞特異的遺伝子発現制御システムの開発と遺伝子転写制御メカニズム」


プログラム

8日(金)

12:30 受付開始
13:30 開 会 (山岡哲二)
13:30〜14:30 セッション 1 (座長:小暮健太朗)
発表1-1 「ナノミセル型キャリアによるin vivo遺伝子デリバリー」(15分)
     位高啓史(東大学院医・疾患生命工学センター臨床医工学部門)
発表1-2 「金ナノロッドを使ったドラッグデリバリーシステム」(15分)
     新留琢郎(九州大学大学院工学研究院)
発表1-3 「金磁性ナノ粒子による新規遺伝子導入法の開発」(15分)
     小島拓記(大阪大学 薬学研究科)
発表1-4 「感温性ポリエチレンイミン誘導体を用いた遺伝子導入」(7分)
     橘 洋一(国立循環器病センター研究所 生体工学部)
発表1-5 「短鎖水溶性ポリマー修飾による多機能性エンベロープ型ナノ構造体の機能亢進」(7分)
     秋田英万(北海道大学大学院薬学研究院)
14:45〜15:45 招待講演 1 (座長:斯波真理子)
 「微粒子粉末吸入による治 療用遺伝子の肺送達」
     岡本浩一先生 (名城大学薬学部 教授)
16:00〜17:00 招待講演 2 (座長:新留琢郎)
 「siRNA薬開発の現状と課題」
     野澤 厳先生 (株式会社アルファジェン 代表取締役)
19:00〜21:00 夕 食
21:00〜 討論セッション
9日(土)
8:00 朝 食
9:15〜9:45 依頼講演 (座長:丸山一雄)
 「細胞特異的遺伝子発現制御システムの開発と遺伝子転写制御メカニズム」
     片山佳樹先生(九州大学工学研究院応用化学部門)
9:45〜10:45 セッション 2 (座長:位高啓史)

発表2-1 「腫瘍環境に応答して物性を変化させるキャリアーの開発」(7分)
     板倉祥子(京都薬科大学)
発表2-2 「トランスフェクションマイクロアレイ(TMA)技術をベースとした遺伝子機能解析への展開」
     藤田聡史(独・産業技術総合研究所 セルエンジニアリング研究部門)(15分)
発表2-3 「圧力による核酸導入」(15分)
     向井英史(京都大学大学院薬学研究科)
発表2-4 「Znフィンガー蛋白質を用いて金属錯体をDNA上へ配置しマテリアルとして使う」(15分)
      佐々木 澄美 (東京理科大学大学院理学研究科)
発表2-5 「経皮siRNAデリバリーシステムの開発」(7分)
     綛谷哲也(京都薬科大学)

11:00〜12:00

招待講演 (座長:長崎 健)
 「コラーゲン特異的シャペロンに対するsiRNAを送達するビタミンA結合リポソームによる肝硬変の治療」
     佐藤康史先生(札幌医科大学第4内科 講師)

12:00〜13:00 昼 食
13:30〜14:30 セッション 3(座長:川上 茂)
発表3-1 「架橋型人工核酸BNAのsiRNAへの展開」(15分)
     佐藤寛之 (大阪大学大学院薬学研究科)
発表3-2 「一細胞時系列解析を用いた遺伝子導入メカニズム」(15分)
     袴田和巳(東大工学系研究科バイオエンジニアリング専攻)
発表3-3 「ジフテリア毒素由来機能性ドメインを利用した遺伝子発現促進」(15分)
     柿本真司(大阪市立大学大学院工学研究科)
発表3-4 「ポリプレックスのin vitro状態観察」(15分)
     橋本朋子(国立循環器病センター研究所生体工学部)
14:45〜15:45 セッション 4(座長:馬原 淳)
発表4-1「ジスルフィド結合架橋型ε-PLLは何故還元剤で分子量が低下 しない?」(15分)
     長崎 健(大阪市立大学大学院工学研究科)
発表4-2 「圧力処理のNaked DNAデリバリーへの影響」(7分)
     岸田晶夫(東京医科歯科大学生体材料工学研究所)
発表4-3 「電気の力で皮膚の中に核酸を送り込む」(15分)
     小暮健太朗(京都薬科大学)
発表4-4 「piggyBac transposonを用いた肝細胞における外来遺伝子発現持続化の評価」(15分)
     中西秀之(京都大学大学院薬学研究科)
16:00 閉 会・解 散 (山岡哲二)

 


お申し込み:7月15日までに、下記のフォームをお使いになり、メールにてお申し込み下さい。

申込先  :summer2008@gene-delivery.org(@を半角にして送信して下さい)
      〒565-8565 吹田市藤白台5−7−1
       国立循環器病センター研究所生体工学部 山岡哲二 
       事務担当 野嵜久枝

発表の有無:  有・無
発表題目 :
氏名   :
所属   :
連絡先  :〒
      Tel     Fax
      E-mail
一般/学生の別:  一般・学生
性別(部屋割りのためです):   男性・女性


問合せ先

2008年度遺伝子・デリバリー研究会夏期セミナー オーガナイザー

〒565-8565 吹田市藤白台5−7−1
国立循環器病センター研究所生体工学部 山岡哲二 
事務担当 野嵜久枝 summer2008@gene-delivery.org,
            06-6833-5012 (Ex2637)